多品種案件の見積を、技術情報の全体像から。
Nyotta は案件の図面、仕様書、バリエーション、数量、商務条件を読み込みます。引合パッケージを、構造化された BOM、実現可能性の検討、原価、見積支援の作業に整理し、すべてに根拠を付けてチームの見積業務を支えます。
代替品は性能要求を満たしますが、材料に関する注記と食い違います。置き換えはせず、技術部門の確認事項として挙げています。
部品からシステムまで、一つのワークフローで
機械部品
寸法、公差、材料、工法、表面処理など、検査で確認できる要求事項。
電気システム
接続、材料、数量、構成ロジック、バリエーションごとの適用範囲。
熱・シール系
アセンブリ全体にわたる、材料の積層構成、インターフェース、公差、性能の要求。
アセンブリと案件
部品、仕様書、改訂、生産数量、見積で約束する事項の相互関係。
見積の完成度は、引合パッケージの読み込み次第
自動車の引合には、膨大な技術文書、バリエーションの条件、たびたび変わる改訂、商務スケジュールが含まれ、必要なノウハウも部門ごとに分散しています。ファイルを一つずつ確認するやり方では、漏れに気づきにくく、後工程への影響もつかみにくくなります。
資料が膨大
重要な情報が、図面、仕様書、ワークブック、メールのやり取りに散らばっています。
バリエーションが複雑
部品、数量、要求事項が、用途や仕様構成ごとに変わります。
改訂によるリスク
終盤の変更が、スコープ、実現可能性、原価、商務上の約束に影響します。
ノウハウの属人化
見積に必要な判断が再利用できる仕組みに残らず、個々のエンジニアに依存しがちです。
引合の受領から見積承認までを支える
4 つの成果物は、それぞれ単独で確認でき、元のシート、仕様書の条項、ワークブックのセルまでたどれます。
図面一式とバリエーション表の取込
必要な提出物、技術インプット、商務条件、不足情報、担当範囲を、パッケージ全体から洗い出します。
バリエーション別 BOM
部品、材料、数量、適用範囲を構造化します。例外と根拠は確認用に残します。
原価と実現可能性の分析
設計上の特徴、工程の前提、材料、仕入先情報、リスクを、編集可能な見積モデルに結び付けます。
設計変更(ECN)が進行中の見積に与える影響
何が変わり、どこに影響し、どの技術判断・商務判断を見直すべきかを示します。
引合の受領から、見積に使える技術検討まで
受領
引合の内容を定める図面、仕様書、日程、商務文書を集めます。
読取
元のパッケージから、要求事項、形状特徴、数量、改訂、見積の前提情報を抽出します。
照合
バリエーション、用途、依存関係、例外、矛盾を、文書をまたいで関連付けます。
実現可能性の確認
本当に作れるのか。機械加工と鍛造の工程ルートを貴社の社内基準と照らし合わせ、各チェックには参照した要求番号を明記します。
積算
担当部門ごとに、編集可能な BOM、原価、リスクのビューを用意します。
承認
エンジニアと商務の責任者が根拠を確認し、未決事項を解消したうえで承認します。
一つの引合を、最初から最後まで
スプライン付きフランジハブ(Rev A)を例に、ファイルの受領から実現可能性の確認、エンジニアの承認までをご覧いただけます。ステージを選んでください。
引合パッケージ内のすべてのファイルをインデックス化し、一つの品番にひも付けます。対象は図面シート、STEP モデル、材料仕様書、14 シートの商務ワークブック、11 通の確認メール、そしてサプライヤーの鍛造品見積です。
確認しやすく、説明できる見積へ
大切なのは金額そのものより、その数字に至った経緯を会議の全員が確認できることです。
対応状況を漏れなく把握
どの要求事項と元ファイルが対応済みで、どれがまだ確認を要するかが一目でわかります。
バリエーションの条件が明確に
適用範囲や数量の判断が、表計算の数式や個人の経験に埋もれず、誰でも確認できる形で残ります。
原価と実現可能性をつなげて確認
レビュー担当者は、合計金額とあわせて積算の根拠と前提も確認できます。
案件の知見を次に活かす
承認済みの判断が蓄積されるため、似た案件をゼロから始める必要がありません。
Tier-1 のお客様からよくあるご質問
どのような部品の見積に対応していますか?
機械加工部品と鋳造部品、歯車とシャフト、プレス部品と鍛造部品、溶接・製缶アセンブリ、ワイヤーハーネスと電装システム、熱対策部品とシール部品、成形部品と押出部品、ばね、締結部品、ベアリング、複数部品からなるサブアセンブリに対応しています。条件は品目や工法を問わず、部品を定義できるだけの情報が図面パッケージに揃っていることです。Nyotta でまだ評価していない部品群の場合は、その結果をもとに金額を提示する前に、貴社のリリース済みデータで精度を測定します。
BOM 表がない図面からでも、BOM を作成できますか?
はい、作成できます。Nyotta は図面の内容そのものから部品表を作成します。ほとんどの引合パッケージには読み取れる部品表が付いていないため、この機能が重要になります。パッケージ内のすべてのシートから指示、注記、記号、部分的な表、本文中の注記を読み取り、構造化された BOM にまとめます。各行は記載箇所までたどれます。判断がつかないものは推測で埋めず、例外として提示します。
テキストレイヤーのないスキャン図面も読み取れますか?
はい、読み取れます。スキャン図面は画像として読み取り、OCR はテキストの位置を特定する補助として使います。品番の判定を OCR の結果だけに頼ることはありません。数値や品番の読み取りに誤りがある場合は、あいまいな一致で済ませず、その領域を高い解像度で読み直します。
図面から GD&T、寸法、公差を抽出できますか?
はい、抽出できます。Nyotta は公差付きの寸法、幾何公差の枠とデータム、ねじ、表面粗さ、材料と熱処理の要件、図面注記を抽出します。公差の記載がない寸法には、ISO 2768 など表題欄で指定された普通公差を適用します。各特性にはシート上の位置が記録されているため、レビュー担当者はどの行からでも出典箇所をすぐに確認できます。
PPAP や PFA 用に、図面へバルーンを付けられますか?
はい、付けられます。Nyotta は抽出した各特性に番号を振り、標準的な図面のグリッドに沿って該当位置にバルーンを配置し、バルーン付き PDF とフィーチャー一覧のワークブックを出力します。ワークブックは穴、タップ穴と貫通穴のフィーチャー、面、幾何公差の枠、工程注記に分けて整理され、カバーできていない箇所も一覧になるため、未解決の項目をひと目で把握できます。
バリエーションや数量区分にはどう対応していますか?
Nyotta は図面パッケージからバリエーションを判別し、構成ごとに個別の数量セットを作成します。1つのリストにまとめてしまうことはありません。シートに記載された適用範囲は、モデルが想定するデフォルトより優先されます。ある構成要素がどの仕様に属するかについてパッケージ内で記載が食い違う場合は、自動で処理せず、レビューのために保留します。バリエーションごとの数量は、出典の図面と1行ずつ照合されます。
どのような形式のファイルを読み取れますか?
形式は問いません。顧客から届いたパッケージを、他の文書に入れ子になった文書も含めてそのままお送りください。Nyotta は、ベクター PDF、スキャン PDF、画像ファイルの 2D 図面、3D CAD モデル、さらに添付の仕様書、規格、バリエーション表、入札フォーム、やり取りの文書を読み取ります。スプレッドシートは数式や参照関係を含めて、セル単位で構造的に読み取ります。人が読めるものであれば、Nyotta も読み取れます。